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急に歯茎が痛くズキズキし出血が見られ歯医者を受診したところ「根尖性歯周炎」と診断された経験はありますか。急性であれば症状がありわかりやすいのですが、慢性になると症状がなく見た目の変化もわかりにくく治療が遅れてしまうこともあります。根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とはどんな症状があるのか、原因や治療法についてわかりやすく解説していきます。
歯のなかには神経があり根管と呼ばれる管があります。この根管のなかに大きな虫歯などが原因となり細菌が入り感染してしまうと、感染根管となります。さらに奥にある歯の根っこの先にある周辺組織まで炎症が進行した状態が根尖性歯周炎です。
歯根膜や骨に入りこんで病巣を作ってしまいます。根尖性歯周炎といっても、症状の出方が穏やかなものを「慢性根尖性歯周炎」といいます。激痛が続きすぐにでも治療が必要な状態を「急性根尖性歯周炎」といわれています。
レントゲンで見たときに、骨は白く写るものの炎症によって骨が溶けている状態になるので、黒い影のように写ります。基本的には膿が溜まっているわけではないものの、症状が進行すると膿を取り出す処置が必要になることもあります。
根尖性歯周炎になると、具体的にどんな症状がでるのか説明します。
などの症状が出ると言われています。
歯茎が腫れるのは根尖病巣が化膿している状態になり、歯茎が盛り上がり赤や黄色の膿が溜まってしまいます。痛みが強いときは膿を取り除くために麻酔を使い処置を行います。
ちなみに顔が腫れているときは急性根尖性歯周炎になり、溜まった歯の膿が目の下の空洞に入り込んでいる状態です。顔だけでなく、副鼻腔に入ると副鼻腔炎になりますし、頭痛の原因となってしまうこともあります。症状は個人差がありますので、該当する症状があるときは、早めに受診し原因を確認したほうが安心です。
そもそも、どうして根尖性歯周炎になってしまうのかその原因を解説します。
歯の神経部分に炎症が起こり神経の処置を行うと、根っこの部分を消毒する治療が必要になります。根っこのなかはとても複雑な形状をしており、成功する確率は80%前後だと言われています。根管は人によっても変わり、複雑で処置が難しい人もいます。複雑な根管の場合は、細菌が取り切れず中に残ってしまい根尖性歯周炎のリスクが高まります。
虫歯も初期の段階であれば、簡単な治療で取り除けます。虫歯を放置してしまうと、虫歯菌が歯の神経部分にまで達してしまい、神経が壊死してしまいます。
その後、痛みは一度落ちつきますが、歯のなかで細菌が増殖してしまい根っこの先から毒素を出すと根尖性歯周炎になってしまいます。歯にとって神経を取るということは、歯の再生能力を失ってしまい、免疫機能もなくなることで根尖性歯周炎になりやすくなります。
歯に外傷で強い衝撃を受けると、神経が切断されてしまい、壊死してしまうことがあります。歯が変色して根尖性歯周炎となることもあります。また、一部でも割れた歯をそのままにしていると、その亀裂の部分より細菌が入り込み神経が死んでしまうことも。
割れた程度によっても変わりますが、小さい範囲であれば接着を行い天然の歯をそのまま残せる可能性もあります。何かしらの衝撃を受けたときは、外部に大きな変化がなくても、レントゲンを撮るなど確認するのをおすすめします。
根尖性歯周炎の治療法として、まずは、歯の内部にある歯髄など細菌の温床となっている「感染根管治療」を行う必要があります。神経部分はとても細く削り取るような機械は入りません。
そのため、根管治療でよくみられる“ファイル”を使って、感染部分をきれいに取り除いていきます。その後、消毒液で洗浄して、炎症を抑える薬をつめて様子を見ます。症状が落ち着いたのを確認したあとに根管のなかにゴムを埋め、土台を作り、被せ物をして完了です。
症状が落ち着かないと治療の期間が長引いてしまうこともあります。進行具合によっても治療にかかる期間が変わり、薬の交換の回数も増えます。また、急性根尖性歯周炎の場合は、歯肉の切開で膿を出し、鎮痛薬や抗生剤を使って症状を抑えることもあります。進行度によっては、抜歯のリスクも出てきてしまいます。