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歯の豆知識
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虫歯の治療で歯医者を受診したときに、保険適用の「銀歯」を選ぶ人も多いのではないでしょうか。白い歯(セラミックやジルコニアなど)は高額なものも多いため、笑ったときにも見えにくい奥など、銀歯を選ぶケースもあります。そんな銀歯には寿命があるのを知っていますか。目安として5年程度だといわれており、そのままにしていると二次虫歯の原因にも…。銀歯の寿命や、取り換えるタイミングも含め解説したいと思います。
歯医者に行き、虫歯の部分を削り、銀歯を入れると治った気持ちになっている人もいるかもしれません。使い方や歯ぎしりの有無、虫歯の大きさ(被せ物の大きさ)などの条件によっても変わりますが、銀歯の寿命は長くとも7年程度といわれています。なかには、銀歯をつけて、2年程度で外れてしまい、付け直した経験がある人もいるかもしれません。
銀歯は、保険適用でできる治療です。一般の人であれば3割負担となり、費用的な面を考えても気軽に装着しやすいと思います。ただ、保険適用の治療は、あくまでも“生活していくうえでの最低限度”を目標としています。そのため、日常的に食事をするときは問題がなくても、劣化も早く隙間から菌が入り込み、虫歯の再発の原因となってしまうのです。
日本では銀歯は珍しくありませんが、世界に視野を広げると歯科治療として銀歯を使うことはほとんどありません。日本よりも歯科治療の先進国として知られている北欧では、歯をできるだけ削らず、抜かない治療が当たり前です。歯をできるだけ長く保ち続けることを目標としているため、銀歯を使った治療はしていません。
銀歯の詰め物をしたあと、虫歯ができやすいのは理由があります。虫歯菌はとても小さく銀歯と歯の隙間に簡単に入り込んでしまいます。虫歯菌の出す酸によって溶け出し、歯の隙間ができると、どんどん虫歯菌が中に入り込み悪化していきます。
歯と銀歯は接着剤を使ってしっかりと固定されていますので、すぐに外れることはありません。なんとなく冷たいものを飲んだり食べたときに歯が染みたり、痛みを感じるなどの違和感で歯医者を受診します。虫歯が進行すれば銀歯が外れ歯医者に行ったときに、その原因が虫歯だったなんてケースも考えられます。
見た目でわかりにくいので、歯医者を後回しにしてしまい余計に虫歯の進行を進めてしまうことも考えられるのです。
もちろん、銀歯を使った治療にはメリットがあります。銀歯は適度な強度があるため、安価な詰め物と比べると、長持ちしやすいといわれています。
例えば歯ぎしりの癖がある人だと、詰め物が割れてしまうリスクもあるため、あえて銀歯を選ぶ場合もあります。治療費を押さえたい人にとっては、銀歯は手ごろですし、数千円程度の費用でできる良さもあります。
どこの歯医者さんに行っても治療が受けられることもあり、場所を選びません。銀歯はデメリット部分もありますが、こうしたメリットの部分もあることを覚えておきましょう。
銀歯を装着したものの、なかには合わない人もいます。
など銀歯としての機能が正常に使えていないケースもあります。
特に金属アレルギーは、発疹が出てきたり、かゆみや歯茎が腫れるなどの症状が出てきます。銀歯をつける前はこうした症状がなかったのに、急に不調が起きている場合は、銀歯自体を見直したほうがいいかもしれません。一度治療を受けた歯医者で、このままでも問題ないか相談してみるのをおすすめします。
銀歯が合わない人や、虫歯のリスクを考えると詰め物を変えたいと思うものですよね。保険を希望する場合は「硬質レジン」のようなプラスチックを付ける方法もあります。歯に似た白であること、金属を使用していません。ただ、強度が弱く奥歯の詰め物には向きません。
自費の選択も考えているのであれば「ハイブリッドセラミック」は比較的安価です。審美性が高く、自然の歯と変わりません。衝撃で割れてしまうこともありますが、保険よりもしっかりとしています。耐久性や強度を重視するのであれば「ジルコニア」の選択もおすすめ。金属アレルギーの心配もなく、白く美しい歯を維持できます。
銀歯は5年~7年を目安に付け替えをおすすめします。外からは見えないだけで、実は虫歯や歯周病が進行している可能性もあります。虫歯の治療で詰め物を選ぶ時は、長期的な視点で考えるようにしましょう。定期検診で銀歯の劣化具合を調べることもできます。銀歯で治療が終わったと考えるのではなく、しっかりとメンテナンスしていきましょうね。