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歯周病は放っておくと、どうなる?原因と進行段階、防ぐ方法を紹介|歯の豆知識|逗子駅より3分、オーケースーパー前

歯周病は放っておくと、どうなる?原因と進行段階、防ぐ方法を紹介

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日本人の多くが歯周病に悩まされているといわれています。なかには「歯周病かな~」と思いつつ歯医者に行くのを後回しにして放置してしまっている人もいるかもしれません。歯周病は放置しても治ることはありません。徐々に進行していき、最終的に歯が抜ける原因になってしまうこともあります。歯周病を放置した後の予後について解説していきます。

歯周病は放置してはいけないの?

歯周病とは、細菌の塊であるプラーク(歯垢)によって引き起こされています。プラーク1㎎のなかに10億の細菌が存在しています。正しい歯磨きができていないとプラークが蓄積しプラークとなり、細菌の毒素によって炎症を起こしてしまいます。

そもそもどうして歯周病を放置してはいけないのでしょうか。毒素が歯のセメントや歯肉、歯根膜・歯槽骨にまで広がり歯が抜け落ちる原因になってしまいます。歯は抜けてしまえばもとには戻らないため、歯周病が悪化する前に治療を受ける必要があります。歯周病は、歯だけに限らず、全身に細菌が回り心筋梗塞や脳梗塞を誘発する恐れもあるのです。

歯周病は“サイレントディシーズ(静かなる病気)”とも呼ばれ、自覚症状の少ない病気の一つです。一定の段階までは痛みを感じることがほとんどないため、早期発見、早期治療で歯周病を防ぐことが大切です。

歯周病は徐々に進行していく病気

歯周病は時間をかけて進行していきます。
具体的にどのような流れで進行するのか、詳しく解説していきたいと思います。

  • 第一段階 歯肉炎
    歯茎に炎症が起きる歯肉炎は、歯周病の前段階です。歯茎が赤くなり腫れている状態です。ときには歯磨きをすると歯茎から出血し、口をゆすいだ後の水に血が混ざっていることも。
    歯肉炎のときに、治療を始められるかどうかによって変わってきます。
  • 第二段階 軽度歯周病
    炎症の範囲が広がっている状態です。歯茎だけでなく、歯槽骨に炎症がおき歯周ポケットが生まれます。歯茎の溝が深くなってくるため、歯が大きくなったと感じることもあるかもしれません。歯周病が繁殖していきますが、痛みなどの自覚症状はありません。軽度であっても歯周ポケットが自然に戻ることがないため、治療は必要です。
  • 第三段階 中度歯周病
    歯槽骨の中ほどまで破壊が進んでいる状態です。冷たい食べ物が染みる、噛んだ時の痛みや歯がグラグラとして安定しなくなります。中度まで進行しても、虫歯のような痛みを感じることがないので、歯周病だと気づかないことも。膿を持ち口臭がひどくなってきます。
  • 重度歯周病
    歯槽骨の大部分が破壊され、グラグラ動く状態です。そのまま歯がいきなり抜けることもあります。ここまでくると歯を残す治療は難しくなるため、入れ歯やインプラント、ブリッジなどの抜けた歯を補う治療を行う必要が出てきます。同時に抜けた歯だけでなく、周辺の葉にも歯周病が広がっている段階ですので、守るための治療を進めていきましょう。

歯周病を防ぐためにできること

気付いたときには歯周病が進行していた…なんて人も少なくありません。歯は一生モノですし、症状が進行してから治療を始めるよりも、初期の段階で発見し治療を進める必要があります。歯周病を防ぐためにできることを紹介します。

  • 正しいブラッシングを続けよう
    歯周病を防ぐためには、日々の歯磨きのなかでプラークコントールを意識することです。ただ磨くだけでは取り切れず、蓄積していきます。また、糸ようじや歯間ブラシを使って、歯の隙間に汚れが残ってしまわないようなお手入れも必要です。正しく歯磨きできているのか不安な人は、かかりつけの歯科医で指導を受けると、自宅での正しいケアがわかります。
  • 定期検診を受けよう
    歯周病は気付かないうちに進行していきます。放置しないのはもちろんですが、歯周病を予防することも大切です。自宅のケアだけでは取り切れない汚れもあります。歯の定期健診を受けることで、歯や歯茎の状態を確認できるのはもちろん、歯周病の早期発見にもつながります。歯のクリーニングで出血がみられると歯茎が腫れていることも。歯周病を防ぐためには、定期検診を忘れずに受けるようにしましょう。
  • 生活習慣の見直し
    疲れやストレス、喫煙習慣があると免疫が正常に働かなくなり細菌に感染しやすくなります。歯周病に負けない体を手に入れるためにも、食事のバランスを見直すことはもちろん、ビタミンCやビタミンEを積極的に取り入れるようにしましょう。煙草は歯や歯茎にとって悪い影響を与えますので、歯周病を防ぐためにも控えるのをおすすめします。生活習慣を見直し免疫旅行を上げていきましょう。

まとめ

歯周病は放置していても治ることはありません。どんどん進行していき、次第に歯が抜け、取り返しがつかなくなってしまうことも…。歯茎の出血があっても一時的なものだからと放置していませんか。初期の段階で発見すること、歯周病と向き合っていくことも、大切な歯を守ることにつながります。

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