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歯医者の精密機器マイクロスコープとは?メリットやデメリットは?|歯の豆知識|逗子駅より3分、オーケースーパー前

歯医者の精密機器マイクロスコープとは?メリットやデメリットは?

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歯医者の精密機器マイクロスコープとは?

マイクロスコープとは“肉眼の最大20倍”まで視野を拡大できる精密機器のことです。倍率は調整できるので、治療内容に合わせて最適なものを使います。歯科顕微鏡のことになり、もともと心臓外科や脳神経外科、耳鼻科、眼科などで使われているものです。

このマイクロスコープが歯科医療でも取り入れられるようになりましたが、高額な機器になるため、歯医者のなかでも全体の6%程度しか導入していないといわれています。マイクロスコープはその特性からも上下や左右が反転した状態を見ながら治療をしていきます。そのため、卓越した技術を持った歯医者さんでないとマイクロスコープは使いこなせません。

もともと口腔内は、暗くて狭く見えにくい場所です。特に奥歯になるとよく見えませんし、肉眼で判断するのは限界があります。そのため、細部の状態を把握することも難しい問題がありました。マイクロスコープは、レンズの先端にライトがついています。そのため、患部も明るく照らした状態で治療ができます。マイクロスコープを使えば症状を適切に判断したうえで処置ができるため、歯や口腔内の健康維持のためにも必要な機器になるのです。

マイクロスコープの治療が必要になるとき

マイクロスコープの治療は歯医者にとって、とても重要なものです。
例えば、こんなときにマイクロスコープが役に立ちます。

  • 歯周ポケットの内部を確認したい
  • つめものや被せ物の適合性を高めたい
  • 再治療を避け患者さんの負担を減らしたい
  • できるだけ削る歯の量を少なくしたい
  • 将来的な抜歯のリスクも減らしたい
  • できるだけ外科処置を避けたい

など、歯科治療の質を上げることにもつながります。

虫歯治療はもちろん、根管治療、歯周病、審美などのあらゆる治療に活用できます。
インプラントの治療で、フィクスチャーを埋入するときに使っているのもマイクロスコープになり、傷口を最小限に抑えて安全に治療を進められます。

マイクロスコープは、治療中や口腔内の状態を画像や映像として記録できる機能もあります。そのため、治療中に今どんな状態になっているのか、どんな治療をするのかを患者さんに説明し確認しながら進めることもできます。

歯医者に行くと、自分の治療がどう進んでいるのか、わからず不安に思われる方も少なくありません。丁寧に説明することで治療内容を確認できるのもマイクロスコープがあるからこそといえるのではないでしょうか。

マイクロスコープを導入した歯医者のメリット・デメリット

マイクロスコープを導入している歯医者の、メリット・デメリットを紹介します。

  • メリット
    マイクロスコープのメリットとして、肉眼では見逃してしまいがちな症状の早期発見につながることです。例えば、小さな虫歯はもちろん、歯や詰め物のヒビを早期発見することで歯を削る量を最小限に抑えていきます。できるだけ自分の歯でいられること、治療の再発も抑えられます。歯のダメージも少なく治療後の腫れや痛みのリスクも減らせます。虫歯によるつめものや被せ物の適合性も高めてくれるので、隙間から菌が入るリスクも少なくなります。また治療のみならず、歯石除去の際にもマイクロスコープが使われているなど、歯科治療においてたくさんのメリットがあるのがわかると思います。
  • デメリット
    マイクロスコープを歯科治療に取り入れるうえで、保険適用外になり費用が高額になるケースがあることです。保険適用になるのは、あくまでも“国が認めたもの”のみです。マイクロスコープの治療自体歴史が浅く治療範囲も限られています。そのため、対象外の場合は、自費になるか報酬を請求しないかのいずれかになってしまうのです。また、マイクロスコープを使うことで1回にかかる治療時間が長くなります。なかには限られた時間でしか歯医者に通えない患者さんもいるため、デメリットになってしまうこともあります。

まとめ

歯医者にとってマイクロスコープによる精密治療は、虫歯のリスクを減らし大切な歯を守ることにもつながります。歯医者によっても保険診療なのか、自費になるのかは変わってきます。歯の治療で何度も再発している人や、できるだけ虫歯や歯周病などのリスクを減らし健康な口腔環境を手に入れたい人は、マイクロスコープを導入している歯医者を選ぶようにしましょう。歯や口腔内の長期的な健康維持にもつながりますし、肉眼では難しい精密治療を実現してくれます。

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